今回は投薬時患者さんをコミュニケーションを取る秘訣を書きます。

ここに書くことが僕が持ってる投薬技術のキモです。

これが全てと言っても過言ではありません。

ついでに絶対守って欲しいなという思いもあります。

今日の記事は理論篇

今日はタイトルの「きょうはどうされました?」が、どうして使ってはいけないのか徹底的に解説します。

このフレーズ万能そうにみえて、全くそんなことないですからね。

むしろ使うと患者さんは心を閉ざします。

なのでくれぐれも注意してください。

ではいきましょう

何故、使っちゃいけないの?

何故使っちゃいけないのか。

そのためにはまず患者さんの視点になって考えてみましょう。

何をするにしてもまず患者さんの視点に立って考える。

これ、患者さんとコミュニケーションを取る上でめちゃくちゃ大事ですからね。

患者さん疲れてますよ

まず、大体の薬剤師が忘れてる大前提があるんです。

患者さん具合悪い上にものすごく疲れてますよ。

だってそうでしょう?

自分の病気に不安を抱えながら数日過ごし

やっとの思いで予約

病院に行ったかと思えば待たされ。

先生にどう説明しよう。

おおきい病気だったらどうしようと不安に思いながら

やっとの思いで診察してもらって

ほっとしたのも束の間

会計でまた待ち

それが終わって場所を移動して

ようやく薬局に着くんです。

あなたたちにとってはそこがファーストコンタクトになるので新鮮な気持ちで接するかもしれませんが

実際患者さんはヘトヘトなのです。

働き始めの新人の頃こそこのことは忘れませんが、いつしか日常になり忘れ去って

何も考えずに入ってきた患者さんに「こんにちわー」って言ってますね。

それで、また待たせます。

入力し、ピッキングし、監査してハイ投薬ってなると

「こんにちわー 今日はどうされました?」

(どうされましたじゃねーよ!!!

そもそもさっき医者に説明してみてもらってきたわ。

なんでお前にもう一回説明しなきゃいけねーんだよ。

お前は医者か!)

って患者さん思ってますよ。

患者さん露骨にテンション下がった顔してるのに素知らぬ顔で質問しますね。

ただただ、しかもあなたが聞きたいことを。

聞きたいように。

薬歴を書かなきゃいけないから、その一心で。

患者さんが心を閉ざしてるから、言われたことに対してだけボソボソと答えてるのに

終わった後、なんか「あの患者さん、元気なかったなー」

とか平気な顔して同僚と会話してますね。

あなたは、あなたたちは鬼ですか。

(もちろん全ての患者さんがこうだとは言いませんよ。

中には積極的に話してくださる方もいらっしゃいます。)

そもそもあなたはSOAP形式で薬歴を書くことで頭がいっぱいで

患者さんの心配してるふりして自分が聞きたいこと聞いて、さよならしてますよね?

ここで言われるまで、そんなことすら考えもしなかったんじゃないでしょうか?

無心で投薬 無心でこなす

じゃあ、実際どうやるのさ

お前、えらそーなこと言ってるけど実際どうやるんだ。

こちとら患者さん第一で考えて投薬してるんだ!

適当なこと言ってるんじゃねーぞ。

って声が聞こえてきそうです。

生意気なことを言ってすいません。

長くなりますので、次回解説いたします。

今回はただ「きょうはどうされました?」だけは使わないってことを覚えておいてください。

まぁ、実際は使ってもいいんですけど

はじめての患者さんに最初に投げかける質問ではないですよってのをお伝えしたかったのです。

次の記事を読むまでによく考えてみてください。

「今日はどうされました?」ってフレーズを使わずに

どうすれば患者さんから情報が聞き出せるでしょうか?

多分あなたが思っているような回答ではありませんので楽しみにしていてください。

ちなみに、もし良い考えが浮かびましたら私にもおしえてください。

コメントお待ちしております。