というわけで実践編です。
服薬指導が苦手
どうもいまいち患者さんの気持ちをつかめないっていう薬剤師のみなさん
これ読んだら投薬の上級者、服薬指導は完璧
というよりコミュニケーションのプロになりますからね。
ではいきましょう、最初から全力です。
答えは「ほめる」
はぁ?
お前何言ってんの?
これから薬の説明するんだよ?
患者の病状聞くんだよ?
なに馬鹿なこと言ってるのさ
気でも狂ってるの?
そんな声が聞こえそうですね
でも、そう答えは「ほめる」
「ほめる」んです。
ほめた瞬間からすべてがはじまる
いいですか?
もともと投薬時に
「こんにちわーきょうはどうされました?」
とか言ってても患者さんの意識の中には「あなた」という存在は浮かんでいません。
そこにいないのも同然です。
患者さんからすればロボットが薬渡すのと大差ないです。
なぜならあなたがいることが意識に上がってないから
カウンターという仕切りがあって誰でも一緒
いいから薬を早くください。
大半はこんな感情で薬を渡されるのを待ってることでしょう。
そこでさっきの「ほめる」です。
ほめる内容はなんでもかまいません。
テクニックとしては別に詳しく書くつもりですが、そんなに難しいことじゃありません。
ただ、相手の「良いな」と思うものや「こだわってるな」と思うもの
自分が知ってる共通点等々
それって素敵ですね とか
それって〇〇のブランドのジャケットですよね?僕も大好きなんですけど、なかなか似合わなくて とか
なんでもいいので相手の素敵だなと思った点を伝えてあげます
するとどうなるのか?
一瞬にして患者さんの意識がこっちに向きます
「え?今なんて言った?」
こんな感じですね。
ここです!!
ここで初めて患者さんに意識してもらえるんです。
患者さんの顔に花が咲く
リアルに患者さんの顔に花が咲きますよ
パーっと表情が変わります。
そして向こうからアクションがあります
「いやーそんなことないですよ」
とか
「あなたもこれが好きなんですか?」
とか
こうやって世間話がはじまります。
この世間話というのがとても重要で患者さんとの開いてた距離がグッと縮まります
相手をほめて始まってる会話なので
「今日はいい天気ですね」のような一般的な会話から始まるよりずっと心が近づきます。
ある程度同じ人間なんだなと意識してもらったらもうあとは簡単です。
「ところで、今日出てるお薬ですけどお医者さんから言われて気になることなかったですか?」
と言ったことを徐々に聞いていけば患者さんから意識されることなく
病状等を聞くことができます。
また、投薬(というより会話)が終わった後も笑顔で帰っていただけます。
これができれば怖くない
これができれば投薬は怖くありません。
服薬指導は完璧です。
どこに行っても通用します。
なんならどこかの店でセールスだっててきちゃいます。
患者さんの気持ちをつかんで笑顔で帰っていただければクレームだって減りますし。
リピートにもつながります。
ぜひ試してみてください。
どうやってはじめるの?
最初は一日のうちでだれか一人だけでも構いません。
すべての患者さんをほめるのは無理なので
今現在気さくにしゃべれる患者さんとか
この人素敵だなと思う患者さんとか
自分がなにも考えずほめられるところを見つけられる方からスタートしてみてください。
コミュニケーションがうまくなればいろんなところで重宝されます。
そしてあなたが新しい環境で働いてみたくなった時
自分の職場での居場所が悪くなった時等々
(そうなってほしくはないですが・・・)
転職しなきゃいけなくなった時も心強い武器になってくれます。
どこの科だろうと必ず通用しますから安心してください。
まだまだ
これからも僕が培った技術を余すところなく伝えていきますので
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